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『恩』わがために為されるたるを知る

2018/08/17

『恩』は『因』と『心』

お盆という時期は、何かしら自分にまで連なる「いのちの系譜」というか、自分の存在は「今ここだけではない」ということを思わせる何かがあるような気がします。あらためて「親と子」についても考え、親としての自分、子としての自分を振り返ることになります。

その一つが「恩」という言葉ではないでしょうか。「恩」という字は、上半分に「因」という字があります。自分が「今ここに生きている」ということが成り立つためには、本当に地球始まって以来の、もっと言えば宇宙が始まって以来の様々な歴史(起こったこと、なされたこと)の積み重ねが原因となって、たまたま今のこの瞬間が成り立っているのです。単純に「あれとあれとあれ」というふうに言葉で説明がつくものではありません。ありとあらゆるもの全てが因となっているのです。そしてその「因」という字の下に「心」があります。私は、恩という字を見ると、その因を心で受け止めよう、というふうに感じるのです。

「恩」という言葉の元になったのは、古代インドの地方語の「カタンニュー」という言葉で、翻訳すれば、「我がために為されたるを知る」という意味なのです。

皆さんは、どのような思いでお盆を過ごしましたか?

お盆が過ぎた今、振り返ってみましょう。


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